地中海封鎖生活、共存を考える。
注意報が出てた今年一番の大雨。
ほんとうによく降った。
溶けた南極の氷河、雨となり循環、
今年も発生するだろうと思われる、局地的大雨、
冬にあったオーストラリアの火事、
季節が循環し、今夏北半球に、
そう思い出させる菜種梅雨。
先月からSNSで度々見かける、
野生動物が戻ってきたという記事。
先月頭、
野生やぎが庭のすぐ上の崖に現れ、アーモンドの新芽を食べている。
最近、もう少し山奥深い所では、
猪を見かけるようになったと聞く。
食べられた木々は、もっと高く枝を伸ばそうとする。植物は実に賢い。
肉の消極的消費、動物愛護には同意するけれど、
畑や木々を持つものにとって、人間臭い観点では、野生動物の姿は、けして手放しで喜べるニュースではないこともある。
共存、共生、
国立公園の隣に暮らす中、
その難しさを肌で感じてきた。
収穫前からアーモンドにやってくる黒リス、
中庸の道として
高い所にある実はリス
低い所は私ら。
猪ややぎと姿が大きくなるともう少し厄介。
手間ひまかけて育てた植物、
動物愛護という言葉で覆えないものがあるのは経験者のみ理解できること。
野生動物を遠ざけているご近所の犬の存在。
一方、30年前と比べ、犬猫と暮らす人が増え、減少した野生動物の姿。
収穫物からプラスチックまでいろいろ食べる鼠。一方、猫に餌をやることで、少し救える鼠、トカゲ、鳥。
猫は本来、トカゲを食べる生き物ではなかったとか。
そして、生後間もない子猫を狩る野良の雄猫、肉食動物の姿。
家族としての動物、そして野生動物。
共存
正直、正解はわからない。
分かってるのは、
人間何も分かっていない
という地点から、
全体を見る必要があるということ。
人間、動物、植物、菌、ウィルス(非生物)。
朝起きたら、
侵入者がいた。
(Quella mattina, mi son svegliato e ho trovato l'invasor)
昨年、気候変動の賛歌となったBella ciao。
人間はそう思うけど、
これまで他の生物も
ずーっと同じこと、感じていたのだと思う。
そして未曽有な事が
同時に2、3起こるような時代を生きる上で、
避けては通れないもの、
不安と恐れとの共存。
チェス王カスパロフは、
何手も先読みすることで勝利を掴む。
不安と恐れの建設的な使い方という意味において、易経も同じ性質を持っている。
そして、構成も似ているチェスと易経。
白黒、64マス。
陰陽、64卦。
どちらも人生に必要な力を養ってくれるツールとなりえる。
そして、
今まだ見えてない将来の出来事に対して、
”明日が来ないかのように生きる。
永遠に生きるかのように学ぶ。
ガンジー”
封鎖生活、
共存に
向き合っている。