今年は、春が早く来た分、昨年より一ヶ月程早く、葡萄や木苺やアーモンドを収穫し始めました。
野生化した葡萄は、剪定などされておらず、地面に這いながら、毎年山ほど実をつけてくれます。
花の開花から約100日で収穫となる葡萄。
自然を観る時、”遅いー早い”とか、”時間を待つ”というのは、
人間くさい感覚なのだろうと気付く。
なぜなら自然は、”タイミング” を待ち、決して逃さないから。
人間、時間ばかりに迫られ、タイミングを待つことが、随分不得意になったように感じる。
夏野菜が年がら年中出回り、人生何かを始めるのに、遅すぎると考えたりしてしまったり。
40歳を超えてから、ギターを独学で学び始めた。
弾きたかったボサノバ。毎日練習することで、
3年目、40以上も難易なコードがあるChega de Saudadeも弾けるように。
次の人生はミュージシャンと思っていたけれど、
待たずとも、今の人生で始めたらいい、
タイミングは自分で掴むもの。
人間も、タイミング軸で生きてる。
易経に質問を投じる時、示される1ミリ㎡ほどのタイミングを知り、
それを意図的に掴むという、人生のアート。
易経が提案してくれるもの、その一つがタイミング軸の暮らし。