同じ3枚のコインを用意してください。日本円だと五円の重さがちょうど良いと感じます。(必要に応じて易経コインをネットで購入もできます)。
コインを投じるための平らな場所を確保します。
そして、絹や綿製ハンカチといった薄い布をひくことで、
転がり落ちることを防ぎます。
万一転がり落ちた場合は、また最初からやり直していただければ結構です。
まず、コインの裏(日本国と表記された側)に2、表(五円という側)に3
という数字を割り当てます。コインを投じて出る数字は、6,7,8,9。
3枚全て表: 3+3+3=9
2枚が表、1枚が裏:3+3+2=8
1枚が表、2枚が裏:3+2+2=7
3枚全て裏: 2+2+2=6
この4つの数字を、陰爻と陽爻で表したものが下記で、次のように呼ばれます。
コインを投じて得た数字を、下から上の順番に書き、
6爻揃ったものが、一つの卦となります。
紙とペンを手元に用意し、実際に行って見ましょう。
1. 心を鎮め、手に3枚のコインを乗せます。
2. コインを両手で覆い、質問とそれを取り巻く情報を自分の中でクリアに描きます。
3. 両手の中でコインを振ります。
4. 台(床、机)の表面に近い、低い位置で両手を開き、コインを放します。
5. 一番下に出た数字に当たる横棒を描きます。
3.〜5.を合計6回繰り返し、それぞれ得た陰陽爻を、下から上に書いてください。
例)
最初に7、続いて8、6、9、7、最後に8という数字を得た場合、
次のように、卦を組み立てます。
初爻(しょこう)、二爻(にこう)、 三爻(さんこう)、四爻(よんこう)、五爻(ごこう)、上爻(じょうこう)というのは、この六段階の位を示しています。
6(老陰)と9(老陽)のみ、逆転する性質を持っており、
6は陽に、9は陰に変化します。
易 六十四卦索引表で、この卦を探し出します。
結果、17「隨(ずい)」と63「既済(きさい)」という二つの卦を得ました。
易経の読み方
1. まずはじめに、17「隨」の本文にあたる、「卦辞」(あるいは彖辞とも言う) を読みます。
2. 次に、「爻辞」という六段階の位を読みます。読む必要がある「爻辞」は、老陽、老陰という、対極に変化する爻のみです。 この場合、三爻に6(六三と呼ぶ)、四爻に9(九四)という二つの爻辞です。
3. 二つの爻辞を読み終えたら、最後に63「既済」の「卦辞」を読みます。 二つ目の卦の「爻辞」は読みません。