易経は、変化しないものがない日常生活で、バランス・調和を保つための書です。
バランスは、ふさわしいタイミングで行う、ふさわしい行動によって作ることができます。
一定の温度と条件で、芽吹く種のように、全ての物には、タイミングがあり、
同じ行動でも、今行うのと、明日行うのでは、結果が異なります。
易経の奥深さであり、有益さである、タイミングを知ること。
易経は、行動の書、自分の行動が基本です。
易経リーディングを通して、その行動をとる、最もふさわしいタイミングを知り、
自らの意思でそのタイミングを掴むことで、迷いや恐れに失う時間を最小限に抑え、
最大限の結果を出すお手伝いをしています。
人生の転換期というような大きな変化から、日々の生活の中での変化。
大切なのは、その変化の波の犠牲になるのではなく、
変化の波に積極的に参加してゆくこと。
３つのコインと共にある、日々の暮らし。
意味のある偶然の一致、シンクロニシティーは起こるものではなく、
自分の手で掴むことができるということを、
日々の経験を通して学び、
自分で自分に実証してゆくというのが、私の道。
人生という変化の波に、豊かに美しく乗ってゆくために。。
「易経は、証明や結果までそえて示すものではない。
それは、みずからを誇ることもないが、近づきやすいものでもない。
それは、自然の一部であるかのように、自分が発見されるまで静かに待っている。
易経は、事実を与えるわけでもなければ、力を与えるわけでもない。
しかしながら、自己を知ることを愛し、知恵を知ることを愛する人々のためには、実にふさわしい書物であるように思う。
この書の精神は、ある人々にとっては昼のごとく明らかである。
ある人々にとっては、それは黄昏のように影を帯びている。
そして他の人々にとっては、夜のように暗い。
それを好まない人はそれを用いるには及ばないし、それに反対する人は、それを真理だと認めなくて はならない義務もない。
ともあれ、今は彼を世に送り出そう。
その価値を洞察することのできる人々から愛されるように…」
（リチャード・ウィルヘルム著「易経」英語版にユングが送った序文より*）
