変化の書、易経。
”易”という変化には３つの意味があり、易の三義と呼ばれます。
・変易（へんえき）：あらゆる事象は常に変化する
・不易（ふえき） ：変化には一定で不変の法則がある
・易簡（えきかん）：その変化の法則を人生に応用する
人生は、この変易と不易の間に流れています。
毎朝太陽が昇り、沈むというのは、太陽が常に変化することを意味すると同時に、
朝昇って夕方沈むという、一定で不変の法則で、私たちが変えることができない変化です。
それに対し、太陽が昇ってから沈むまで、何をして過ごすかというのが、
私たちが創ることができる変化です。
人生には様々な局面があり、困難に直面することがあります。
避けて通ることができる困難もあれば、
切り抜けてゆく困難もあります。
易経から得るガイダンスは、
もっとも抵抗が少ない形で、大難を小難にするための方法です。
未来は、定められたものではありません。
易は、単なる占いという枠を超え、
万物の変化の法則を理解し、それぞれが生きる道に活かすことで、
より豊かな人生を送るためのツールの一つです。
