I Ching for life   易経のある暮らし

易・タロット歴25年 実用的でわかりやすい易経を伝えたい

質問の作り方と質問例(易経を実践する)

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易を立てる時、大事なステップとなる、質問の作り方。          

質問の種類ごとに、質問例を挙げてみます。

 

質問の作り方と例

 

決断のための質問

古代中国の王たちにとって、戦いに入るかどうかという、
決断が必要であったこともあるでしょうし、
現代の経営者にとっては、新しいビジネスパートナーと手を組むかどうか、
決断する必要があるかもしれません。

これまで、人間関係、転居、転職、法的選択肢、学校選びといった、
人生の重大な局面における決断から、
どれを購入するか、どの旅先にするかなど、日常生活における決断に、
易経が役立つことを経験してきました。

岐路に立つとき、易を立てることで、自分が進みたい方向がどのような道であるか、
より広い視野で、より深い理解を得ることできます。


最も簡単で有効な尋ね方は、

「どの道をとれば良いか?」「〇〇に対して、何をすべきか(どうすべきか)?」

 

すでに自分の中で、進むべき道が見えていたり、選択肢を持っているけれど、
それが自分にとって適切な道であるかを確かめたいときは、

「この道(方法)に進むには、どうすればいいか?」
「どうこの道を進めばいいか?」

と質問することができます。


その際、答えには、時に、自分が気づいていない別の道の提案
という形で現れることもあります。

ですので、常に、シンプルに
「どうすれば良いか? どの道か?」と質問することをためらわないでください。

 

人間関係についての質問

これまで受けてきた質問の中で、最も多いものの一つが、人間関係に関するものです。
夫婦、親子、友人、結婚相手、取引先、ソウルメイトなど、人間関係というのは、
常に、人としての成長が試される機会だからとも言えるのではないでしょうか。
そして、人との繋がりは、時に人生を大きく変えることがあります。

易経から得ることができるのは、関係を成長させるためのガイダンスです。

 

特に、気まずさを感じる対話、例えば、家族とは違った意見を述べたい、難しい交渉ごと、上司に昇給を求めるなどといった、困難な対話に挑む時、
易経から導かれるガイダンスは、驚くほど詳細かつ繊細なニュアンスで、
何十年使っていても、易経が気づかせてくれる膨大な量の可能性に感嘆せずにはいられません。


役立つ質問例
「この人物と、どうすればいいか?」
「どうすればこの人物を助けることができるか?」
「この人物とのコミュニケーションを改善するには、私に何ができるか?」

 

 

自分の心構えと取り組む姿勢に関する質問

バランスが取れた人間性・有意義な仕事・より良い業績・ソウルメイトとの出会いなど
求めるものが何であれ、
それに向かってどう進むか、易経にガイダンスを求めることができます。

単純に「どのように...?」と尋ねることもできれば、
「次なる最善のステップは何か?」と聞くこともできます。

役立つ質問例
「どのように、〇〇に取り組めば良いか?」
「この障害にどう対応すれば良いか?」

 

 

  自己成長についての質問

この言葉に当てはまらない質問は存在しないのでないでしょうか?
全てのリーディングが、より深いものの捉え方・認識と繋がっており、
どんな質の質問が、突如として、より広い展望に開かれることになるかは、決してわかりません。

 

自己認識・自己成長についての質問例


「今の私が、自分の道を適切に歩むために必要な心構えは?」

「今の私は、バランスが取れた選択を行っているだろうか?」

「〇〇に対する私の反応をどのように変えることができるか?」

「こう感じてしまう自分には、何が必要なのか?」

「来年における、私の人生の目的は何か?」

「トラウマ解消には、何をすれば良いか?」

「今学ぶべき、人生のレッスンは何か?」


易経を通して与えられる、あなたからあなたへの実用的アドバイス。


実行が伴って初めて活かせるものだということを、忘れることがありませんよう。。。